2017/08/25

Lit à baldaquin

バルダカン(Baldaquin)があるベッドというと優雅で王か姫になった気分になりますよね♪

フランスでのバルダカンベッドは、ベッドの四角に柱がついていて、布を垂らしてベッドを覆うことができます。
現在ではとってもおしゃれな寝室アイテムのひとつですが・・

バルダカンという寝具は遡ること15世紀末頃から裕福層の屋敷で見られるようになりました。
それ以来、豪華絢爛な装飾が加わったり布自慢の寝具になっていきますが、19世紀までの長きに渡りこの寝具には切実な悩みを解消してくれる目的がありました。
それは防寒。
当時は電気空調もホットカーペットもありません。
石でできたお城は大きな暖炉があってもとても寒かったはずです。
なので元々のバルダカンは屋根もあって重く暑い布でベッドを覆って何もかもシャットアウト。
アンボワーズ城 アンリ2世(1519年生-1559年没)の部屋
遮光カーテンより遮光効果ありそう・・
やっだー、まるでテント。
ちなみにこちらはバルダカンが進化して洗練された「天蓋(Ciel de lit)」という寝具です。

2017/08/23

南フランスの香りをお届け!超自然派石けん

by. Jutigny(バイ.ジュティニー)のオリジナル石鹸のお知らせです。
自然の成分をふんだんに使用した植物性。


【香りの成分はガリッグ(Garrigue)】
ガリッグとは、南仏はラングドッグ地方辺りで地中海の温かい気候の水分が極めて少ない石灰を多く含んだ荒れ地に育つ草木全般をこう呼びます。
夏など暑い日にこの地方で自然を訪れると、暖かい空気が蒸気する中、強いですが心を落ち着かせてくれるような自然の香りを放っています。
具体的には、オリーブの木もその種類ですし、お肉料理やアロマテラピーにも使われるローズマリーやタイムもガリッグの代表的な植物です。
ガリッグ種の植物のほとんどは華やかな色彩や形の物ではありませんが、厳しい環境の中で自分の存在を示しているかのように豊かな芳しい香りです。

【by. Jutigny(バイ.ジュティニー)と石鹸との出逢い】
もともとはパリのオーガニックのマルシェでお二人のマダムが植物性石鹸のスタンドを出していらっしゃいました。
エッフェル塔がトレードマークの可愛らしい正方形の石鹸です。
わたしはマダム達の石鹸の大ファンでした。
7、8年ほど前、マダム達がご自身で定年と決められマルシェのお店をたたむ際、南仏の石鹸工場の連絡先をくださいました。
それから南仏の長く続く小さな石鹸工場を訪れ、担当の方とお話をさせてもらったり、エッフェル塔マークをリニューアルしたり・・。
当ショップがアンティーク雑貨を扱っていることに因んで、昔1920年頃のシルエットのエッフェル塔マークにしました。
歳月が経ちましたが、超自然派石鹸の成分はそのままにこの度by. Jutigny(バイ.ジュティニー)より販売させていただくことになりました。

【植物性の自然色】
石鹸は大変薄い緑色です。
これはガリッグの草や葉と、美容に使用される泥の自然素材のみでこのような色になっています。
クレイパックで使われる緑色の泥です。
ガリッグの小さな葉や草が石鹸に混ざっていますが、これも大切な成分のひとつです。

古雑貨と合わせてお買い求めいただきますと、送料がお得になります。
卸し購入につきましては、別途ご連絡くださいませ。

その他のご質問や不明な点は by@jutigny.com までお問い合わせくださいませ。
商品の詳細はこちらから→ by-jutigny.com